丸亀製麺のうどん弁当の狙い

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うどん弁当・・・?

こんにちは。
製造業向けに業務改革支援に取り組みながら、
中小企業診断士として業種を問わず、
事業者様の支援をしています。

荒井竜哉です。

毎回食べ物ネタで書いていますが、今回はうどんです。

丸亀製麺が「うどん弁当」なるものを始め、話題になっていました。

うどんを弁当として販売する発想が面白いですね。

単にうどんを持ち帰るようにしただけではない、
さまざまな工夫が見られましたのでご紹介します。

うどんを「弁当」にして、食べるシーンを想起させる

今回のうどん弁当、これまでのテイクアウトと違い
弁当らしくたまご焼ききんぴらごぼうがセットになっています。

また天ぷらも店内のちくわ天と違い、
磯辺天にするなど弁当らしい演出がされています。

画像:丸亀製麺

このように「テイクアウト」と違い
「弁当」と位置づけることで

昼食や夕食にうどんを思い浮かべるシーンが増え、
お客さんも増えそうです。

実際、販売開始から2週間で100万食を超えたそうで
売れ行きは絶好調のようです。

もう1つの弁当効果

丸亀製麺がうどんを「弁当」に位置づけることで
もう1つ、得られる大きな効果があります。

それは、調理のカスタマイズが減ることです。

「弁当」というパッケージにすることで
お客さんの注文をコントロールしやすくなります。

丸亀製麺で食事をするときの人気のひとつは
天ぷらのトッピングですが、
品種が多くて選ぶのに時間がかかることです。

作る方も、いつも天ぷらを品切れしないよう調理を急ぎ
かなり大変そうです。

ここで注文を弁当に集中させることができれば
天ぷらの品種も集中させることができ
食材の管理もしやすくなります。

注文に悩むお客さんでレジ前が滞留することもなくなり、
提供時間を短くすることができます。

店内飲食の客単価と比べると弁当は安価なので
このようにオペレーションを簡素化にして
回転数を増やすことでコストダウンを実現しようと
努力しています。。

丸亀製麺ほどの大規模チェーン店でも
工夫の余地がまだまだあるのだと感じさせられます。


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執筆者

荒井 竜哉|中小企業診断士
Arai Tatsuya

企業でのIT導入支援、運用支援を通じて、経営/業務課題の解決に取り組む。またコンサルティングファームで公的事業領域での事業計画、マネジメント支援にも従事。
マネジメントとオペレーションの両面から課題を解決することを心がけている。信条は「苦あれば楽あり」。


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