新年あけました。数本です。
年末年始、いかがお過ごしでしたでしょうか。
私はできるだけYouTubeとブログを作成だめをして、のんびりとしました。
前回のブログで企業防災についてお話させていただきました。
ブログ内の仮説で防災の取組みがなされていない要因として、やり方を知らない。ことを挙げました。
本日は防災のやり方について簡易的にわかる方法を見つけましたので、紹介したいと思います。
防災対策チェック
では、実際の事務所で対策をしているかどうかの視点で考えてみましょう。

- 背の高い家具を単独で置いていない。
- 安定の悪い家具は背合わせに連結している。
- 壁面収納は壁・床に固定している。
- 二段重ね家具は上下連結している。
- ローパーテーションは転倒しにくい「コの字型」「H型」のレイアウトにし、床固定している。
- OA機器は落下防止をしている。
- 引出し、扉の開放防止対策をしている。
- 時計、額縁、掲示板等は落下しないように固定している。
- ガラスには飛散防止フィルムを貼っている。
- 床につまずき易い障害物や凹凸はない。
- 避難路に物を置いていない。
- 避難路に倒れやすいものはない。
- 避難出口は見えやすい。
- 非常用進入口に障害物はない。
- 家具類の天板上に物を置いていない。
- 収納物がはみ出したり、重心が高くなっていない。
- 危険な収納物(薬品、可燃物等)がない。
- デスクの下に物を置いていない。
- 引出し、扉は必ず閉めている。
- ガラス窓の前に倒れやすいものを置いていない。
- コピー機は適切な方法で転倒・移動防止対策をしている。
東京消防庁:家具類の転倒・落下・移動防止対策ハンドブック
https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/hp-bousaika/kaguten/handbook/10.pdf
意外とできていないのではないでしょうか。
特に、コピー機などのキャスターがついているオフィス機器は地震の際に激しく動くとはなかなか想像できません。
しかし、整理整頓の観点をもって、実施している場合、一部の対策がすでにできているはずです。
安全の面からも整理整頓・収納の取り組みは必須といえます。
安全が生まれることで、従業員は災害が発生したとしてもどうすればいいか、避難経路も確保されていることから安心が生まれます。
企業防災の取組みについて
ある調査では、勤務先の企業・団体で行われている震災対策の現状を、6割が「不十分」と評価しているとのことです。
理由は「(対策を)実施していない」「分からない・知らされていない」です。
上位4位はこの通りです。
- 災害で出社困難な場合の対応ルールの周知(61.5%)
- オフィス家具・備品の固定など防震・転倒対策を実施(59.3%)
- 災害時の行動マニュアルの整備(55.7%)
- 飲料水・非常食などの備蓄(53.2%)
まずは、完璧でなくてもいいので、従業員に安心感を持ってもらうために、これらの項目から始めてみてはいかがでしょうか。
実際に発生してほしくはありませんが、発生したときのことを考え、安全整理を取り組むことで災害を最小限に抑え、事業継続にもつながっていくと思います。
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執筆者
数本 優|中小企業診断士
Sumoto Yu
/企業内整理収納マネージャー
/大阪府中小企業診断協会WBP研究会・代表
製造業で研究開発業務に携わり、自ら開発した機器は1年で市場に出た経験あり。一方で整理収納術の伝道師として、整理手法がわかりやすいと好評を得ている。
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