コロナ禍収束後のテレワーク

こんにちは、Mamiです。

次のブログは「テレワークについて書こう」と思っていたところ、SANメンバーのnob.さんもちょうど先週、テレワークについて書かれていました。正に同じような内容を考えていたので、慌てて内容を考え直しました。笑

ということで、今日は新型コロナ感染症が収束した後のテレワークの必要性をテーマに企業目線で書かせていただこうと思います。

4回目の緊急事態宣言下ですが、出社率100%の状態です。職場環境が変わったのですが、1回目の緊急事態宣言が出されたころは、テレワーク7割の環境でした。テレワークを経験した後、100%出社の環境に戻って思うことは、「テレワークのあの頃に戻りたい!」です。

Nob.さんは、従業員目線でテレワークについて書かれていました。(nob.さんのブログはこちら

テレワークの良いところ
コロナ感染リスクが少ない
勤務地の縛りがなくなる
生活費が浮く

テレワークの良くないところ
コミュニケーションがとりづらく、生産性が下がる
労務管理が難しい

ちなみに、私はnob.さんのテレワーク100%とは正反対の環境なので、

出社の良いところ
相手の状況が見えるので、コミュニケーションが取りやすい。
仕事以外の誘惑が無いので、業務に集中しやすく、生産性が向上する。
オン、オフのメリハリがつけやすく、労務管理がしやすい。
運動不足が解消できる。

出社の良くないところ
身支度や準備、通勤時間に時間が取られるため、プライベートの時間に制約ができる。
身だしなみ、人付き合いなど、洋服代や化粧品、ランチ、飲み会などの生活費がかさむ。
ほぼnob.さんの裏返しで、言っている内容はほぼ同じです。笑

視点が違うだけで、nob.さんと言っている内容はほぼ同じです。笑
とは言え、テレワークのメリット・デメリットは、人や職場環境によって、他にも色々あるようです。

テレワーク実施のメリット

出所:パーソル総合研究所
(第四回新型コロナウイルス対策によるテレワークへの影響に関する緊急調査・2021年1月21日公開)

nob.さんや私がデメリットとして感じているコミュニケーションの取りづらさについては、人や職場環境によっては、メリットにもなっています。

参考までに、デメリットともなる課題としては、以下のような結果が出ています。

テレワーク実施の課題

出所:パーソル総合研究所
(第四回新型コロナウイルス対策によるテレワークへの影響に関する緊急調査・2021年1月21日公開)

このメリット、デメリット以外に、こんなテーマの調査結果が公表されていました。

テレワーク×はたらく幸せ

出所:パーソル総合研究所
(はたらく人の幸せに関する調査【続報版】(テレワーカー分析編)・2021年6月8日公開)

テレワーク×はたらく不幸せ

出所:パーソル総合研究所
(はたらく人の幸せに関する調査【続報版】(テレワーカー分析編)・2021年6月8日公開)

コロナ禍前と比較して、テレワークで「はたらく幸せ」を実感すると同時に、不幸せを感じる因子によってデータにバラつきはあるものの、全体としては「はたらく不幸せ」の実感が低下しているようです。労働者側の視点で、テレワークを肯定的に捉えている人は多いことがわかります。おそらく、はたらく幸せを実感している人は、デメリットよりもメリットを大きく感じている人なのだと思います。

となると、コロナ禍収束後もテレワーク継続を希望する人が多くなることは簡単に予想できるのではないでしょうか。実際、こんな調査結果も公表されています。

コロナ収束後のテレワーク継続希望率

出所:パーソル総合研究所
(第四回新型コロナウイルス対策によるテレワークへの影響に関する緊急調査・2021年1月21日公開)

一方で、コロナ禍収束後もテレワークを続ける会社はどの程度あるのでしょうか?

コロナ禍が始まって以降の企業のテレワークの実施状況は以下のようになっています。

テレワークの現状

出所:公益財団法人日本生産性本部「第5回 働く人の意識調査」

第1回目の緊急事態宣言をピークにその後減少し、その後はほぼ2割程度の状況が続いています。
また、コロナ禍収束後の企業のテレワーク方針として、以下の調査結果が公表されていました。

ワクチン普及前後の企業のテレワーク方針

出所:パーソル総合研究所
(第四回新型コロナウイルス対策によるテレワークへの影響に関する緊急調査・2021年1月21日公開)

このデータを見る限り、「コロナ感染症拡大」と「テレワークの必要性」の結びつきが大きく、コロナ禍での必要に迫られてテレワークを継続していることがよくわかります。

また、働く側のコロナ禍での意識の変化の調査結果として以下のようなデータもあります。

コロナ禍によるキャリア・就業意識の変化

出所:パーソル総合研究所
(第四回新型コロナウイルス対策によるテレワークへの影響に関する緊急調査・2021年1月21日公開)

コロナ禍によるキャリアの選択肢への影響①

出所:パーソル総合研究所
(第四回新型コロナウイルス対策によるテレワークへの影響に関する緊急調査・2021年1月21日公開)

業種や職種、個人の属性などにもよりますが、テレワークができる会社の方が人材獲得に有利なことがわかります。

コロナ禍によるキャリアの選択肢への影響②

出所:パーソル総合研究所
(第四回新型コロナウイルス対策によるテレワークへの影響に関する緊急調査・2021年1月21日公開)

以上の調査結果から、今は転職を考えていなくても、コロナ禍収束後のテレワーク終了とともに、テレワークを理由に転職を考える人や、今後のキャリアに不安を感じ、求人増加が予想されるコロナ禍収束後に転職を考える人が、増えてくるのではないでしょうか。

コロナ禍収束後のテレワークの必要性

まだテレワークを導入していない企業でも、今後人材定着・獲得のためにも、テレワークの導入は多様な働き方ができる環境は、今後少子高齢化が進み、労働人口の減少が予想される日本の社会において、人材の獲得のための有効な手段の一つになると改めて感じました。

私もテレワークのメリット・デメリット・課題についてしっかりと検討し、生産性の向上をポイントに、会社に相談し、もう一度テレワークができる環境で、はたらく幸せを今よりアップさせたいと思います!

最後までお読みいただきありがとうございました。


ブログ村ランキングに参加しています!
少しでもブログが役に立った!面白い!と思っていただけた方は、下のボタンを”ポチッ”と押して下さい!中小企業診断士が、より社会を”パッと”明るくするためにも、応援よろしくお願いいたします!

にほんブログ村 士業ブログ 中小企業診断士へ
にほんブログ村

中小企業診断士ランキング

執筆者

Mami|中小企業診断士
経理業務を中心に、総務、営業事務など中小企業のバックオフィスのサポート業務全般に従事してきたゼネラリスト。”毎日楽しく笑顔で”がモットー。



よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次