年末ジャンボ宝くじと期待値と意思決定

やまです。

今年もありがとうございました。

本ブログも本投稿から12月に入りますね。2020年も後1か月となりました。今年はコロナで始まりコロナで終わりそうです。今までの常識はいとも簡単に崩れてしまうのだなと強く感じた1年でした。来年も引き続きよろしくお願いします。(今年の私の更新は終わりなので…)

笑顔でお辞儀をする女性のイラスト

という挨拶はここまでにして、本題に戻りましょう。

もし本記事を読んでいる皆様に次のケースにおいて選択肢がそれぞれあったとします。

あなたは以下の選択によってもらえる金額が変わります。

①99%の確率で100億円。ただし1%の確率で0円。

②100%の確率で98億円。

どちらを選びましたか?

私は②を選びました。 しかし、期待値を算出すると①99億円 ②98億円 となり、①の選択肢のほうが期待値の高い結果となります。

期待値と宝くじ

期待値とは、確率論で「ある試行を行ったとき、その結果として得られる数値の平均値のこと」を言います。なので、この言葉が正しいのであれば、①のほうが得られる(だろう)金額が高いということになります。

わかりやすい例として、宝くじをあげます。(ここでタイトルの話になります。)

1枚の宝くじを買って考えられる当選金額の平均額、気になりませんか?

この数字が期待値です。計算すると求めることが可能です。

2020年 年末ジャンボ宝くじの当選確率や期待値について考えてみましょう。

今年の年末ジャンボは11月24日から発売されています。先日も宝くじ売り場には宝くじを買う人の姿がちらほらといました。

宝くじ売り場のイラスト

【2020年 年末ジャンボ宝くじの期待値】

スクロールできます
当選金額総本数本数/ユニット期待値(等ごと)
1等7億円22135円
前後賞1.5億円44215円
組違い賞10万円4,3781990.995円
2等1,000万円8842円
3等100万円880402円
4等5万円44,0002,0005円
5等1万円1,320,00060,00030円
6等3千円4,400,000200,00030円
7等300円44,000,0002,000,00030円
期待値(計)149.995円

宝くじ1枚あたりの戻ってくる「見込み」金額は149.995円となりました。

…あれ、宝くじって1枚300円だったような(;一_一)

それでも、みなさん(私も含め)買っている方はたくさんおられます。

意思決定を考えるために必要なこと

今回、期待値の話を取り上げたのは宝くじのからくりを伝えたい訳ではありません。

経営や個人において、不確実な要素(宝くじだと当選確率)がある中で、とある選択をさまざまな選択肢からすることはよくあります。

その時に、数字からの分析通り…期待値通りの選択をされていますか?

それだけではなく、各自の考えも踏まえて意思決定をしているはずです。

頭の隅に覚えておいていただきたいのは、「各自の考えは人それぞれであり、共通している訳ではない」ことです。

コロナ禍という不確実性の高い状況下で、今後の経営について選択する機会が増加しています。選択するためには、数字を分析し意思決定者の考えや情報を加味します。そのときに、一度立ち止まってみて、他の人(関係者)と意思決定の基準を共有してみてはいかがでしょうか。いくら数字や情報というデータがあっても選択(意思決定)する場合には、先ほどの宝くじのような「各自の考え」を判断基準のひとつにしていると思います。

他の人と認識を共有した上で意思決定を行ってみると、きっと新たな視点や気づきがあるはずです。


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執筆者

やま|中小企業診断士
製造業の経営企画部門に勤務。入社以来、管理会計業務に従事し会計スキルをを構築中。まだまだ手探り状態だが、一歩ずつ着実に歩んでいく。


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