やりたくないことを、やらせるのは本当に難しい…
講師をしていると『やる気のない奴をやる気にさせるのも仕事のうち』とか言われることがあります。そんな魔法があるなら、まず僕にかけてもらいたい。
ほめたり、おだてたり、興味を引くきっかけを作ったり、怒ったり、脅したり、エサで釣ったり、交換条件を提示したり、将来の見通しを語ったりと、いろんなことを試した結果、『待つ』しかないのかな。と思ったりします。
本人がやる気になるのを待つ。そして自らしようとするのを待つ。
ぐずってなかなか寝ようとしない赤ん坊をあやしながら、そんなことを考えます。今1番覚えたい魔法はラリホーです。よし!今夜は俺の胸で泣きたいだけ泣け!じょりさんです。
簿記検定が変わります
昨年の12月から簿記検定はパソコンで受験できるようになりました。(年3回のペーパー試験も継続し、1級はペーパー試験のみ)
パソコン受験といっても、自宅で受験できるという事ではなく、全国にあるテストセンターに予約して受験する方式です。日商が行っているパソコンの検定試験(日商PC検定)がその方式ですね。テストセンターの座席が空いていれば、都合の良い日に受験ができます。
これまでは不合格だった場合、次の試験までのモチベーションが続かないケースもありましたが、3日空ければ受験できるという事です。
変わるのは大きく2つ
①試験時間が変わります。3級・2級ともに120分でしたが、3級は60分・2級は90分に短縮されます。
②試験内容が変わります。3級では解くのにもっとも時間のかかる、試算表の問題が削除されるようです。
(ペーパー試験も今年の6月検定以降は、パソコン試験に合わせた時間・内容で行われる。)
受かりやすくなるのか
おそらく受かりにくくなるのではないかと予想されます。
3級は、時間は半分に削られますが、ボリュームは半分になっていませんので、時間との勝負がより一層シビアになるでしょう。
試算表が出題されないのは大きいのですが、仕訳問題が5題➡15題と3倍に増えています。
例えば仕訳15題を20分。決算問題を30分で解き、残り10分でこれまでの第2問と第4問(補助簿や伝票など)を解答するという事です。
解答はパソコン入力ですので、パソコン操作に慣れているかどうかも重要でしょう。
問題は何パターンか用意
ランダムで出題されるようです。それなら何度も受ければ同じ問題が出題されるのでは?と思われるかもしれません。たぶんそうでしょう。4・5回受験すれば、かぶってくる部分もあると思います。
しかし、パソコン受験では、ペーパー受験では許されていた問題とメモ用紙の持ち帰りが認められておりません。さらに解答の発表も行われないため、正解がわからないままです。
一緒に受験した人とも問題が違うので、答えあわせもできません。
つまり、何度も受験することによって、偶然に同じ問題が出たとしても、答えがわからないので、また解けない可能性があります。
この2月のペーパー試験は、従来通りの時間と内容で受験できる最後のチャンス。夢に見るぐらい仕訳して準備してください。今回も定員オーバーでしめ切られる可能性が高いです。申し込みはお早めに。じょりさんでした。
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執筆者
じょりさん|中小企業診断士
簿記講師。趣味はお風呂巡りと折り紙。サウナ従業員・レンタルビデオ店員・ラーメン屋などなどを経て簿記講師となる。この春からパソコン講師にもなる予定。モットーは為せば成る。でも人間できないこともある。
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