組織の3要素

こんにちは!相変わらず頼もしさと親しみやすさについて悩み続けている田中誠人です。本日のテーマは「組織の3要素」、アメリカの経営学者チェスター・バーナードが提唱した組織成立のための条件です。

組織の3要素とは?

組織の3要素の中身ですが、中小企業診断士試験ではお馴染の……

  • 共通目的
  • 貢献意欲
  • コミュニケーション

ですよね!!しかしながら、令和2年度中小企業診断士試験第1次試験企業経営理論の第14問でこの3つを答えさせる非常にシンプルな問題が出題されたのですが、噂によるとあまり正答率が良くなかったみたいですね……(お馴染みではないのか?(=_=))

この3要素を講義で説明する際、私は電車を例にして説明しています。

「電車に乗り合わせた乗客たちは、同じ方面に時間通りに向かいたいという共通目的はあるかもしれませんが、車内で困ってそうな人に手を差し伸べる等他者に貢献しようとする意識は特別な場合を除き基本ないですし、皆さんもご存じのようにお互いがコミュニケーションを取り合っているわけではありませんよね。最近だと黙々とスマホぽちぽちですよね。だから電車に乗っている人たちは組織ではないのですよ。」

という感じで。どなたかもっと上手な例えがあれば是非とも教えてください!

そもそもなぜ突然このテーマを選んだ?

それは最近組織というものについて非常に悩んでいるからです。私の場合は会社組織についてですが、皆さんも会社のみならず学校・趣味サークル等で何かしら組織について悩まれたことがあるのではないかと思います。私はバーナードの著作を読んだことはありませんが、組織の3要素では「共通目的」が最初に求められる要素ではないかと考えています。学校で例えると、学園祭の実行委員になった場合、委員に選ばれたあるいは立候補した学生は学園祭を盛り上げたいという共通目的があるからこそ、組織という形で集まるのであり、集まったからこそ目的を達成するため他の委員を助けたい、自身の最大限のパフォーマンスを発揮しようという貢献意欲が生まれ、目的を達成するためにコミュニケーションを行うという流れなのではないかと。会社も同じです。会社が営む事業が魅力的だからより一層良いものにしたい、事業を通じて社会貢献をしたい、もっと業績を良くして給与水準を高めたい等の共通目的があるのではないかと……

同じく有名な経営学者のアルフレッド・チャンドラーが提唱した「組織は戦略に従う」の言葉が示すように、会社が営む事業や進む方向性によってそれに適した組織が形成される。組織が形成されるということは、構成員として必要な能力を持った人財が集められる、その人財を集めるためには何かしらの共通目的を抱かせるための仕掛けや制度作りが必要である、こういった繋がりがあるのでは?、と診断士受験生時代に学んだ知識を総動員して2021年1月28日木曜日の夜、寒空の下考えていました。

共通目的が失われたらどうなるの?

組織は崩壊するでしょう。崩壊した組織を立て直すためにはどうしたらいいの?簡単です、逆に考えましょう。共通目的を作って従業員に植え付けるのです。とは言え、トップダウン的に外から強制しても長続きはしないでしょうから、従業員が納得し腹落ちするような共通目的、もっと言えば戦略とかビジョンとか理念とかを作る必要があるでしょう……あぁ困った、道は長そうだ。どうするものか……

To Be Continued…



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執筆者

田中 誠人|中小企業診断士
Tanaka Masato

大手流通小売業における経営企画業務、大手ビジネスチェーンの事業企画・新規開発、大手製造業における事業企画と幅広い業種の経営に関する経験を持つコンサルタント。 特に管理会計、ファイナンスに強みを持つ一方で、現地現物主義をモットーにしている。歴史と旅行が趣味なシティボーイ?



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