問いかけや指示の意図理解していますか?

こんにちは、最近やたらと担当する仕事の守備範囲が拡がってきた田中誠人です。仕事の守備範囲が広いのは企画屋としては仕方がないのですが、これまで経験したことのないくらいどえらいことになってきたので本ブログに書かずにはおられませんでした!

いきなりですがパワプロの守備位置風に例えると、

以前:捕 一 外
現在:捕 一 二 三

というようにセンターラインやホットコーナーも任されてしまった感じです。事業戦略・新事業創出・管理会計・契約に加えてマーケティングや企業戦略まで入ってきてしまいました。もはやどれが本業か分かりません。しかし、花形の「投」や「遊」にはなれないのが私のキャラクター。そこは理解しているので、無理に前に出ようとは思いません(´;ω;`)ウゥゥ

販売士試験にてもやもや

前置きが長くなってしまいました……本題です。先日親しい診断士仲間の方々の勧めで販売士1級の試験を受けてきました。私は現在製造業に勤めていますが、前職は小売業・サービス業でした(なので販売士2級を保持しています)ので深くは知らなくとも何となく知っている領域が多かったです。ましてや、日経MJをなんと12年継続して読み続けているのですから……!すごいでしょう!?

別にすごくない?当たり前だって?確かに日経本紙を数十年読んでいる方普通におられますものね。

それに加えて診断士1次試験科目を講義で教えているということもあり、それなりの手ごたえはありました。とは言え、4月1日の合格発表まではドキドキ……は特にしてないですね(^^;

さて、本当の本当に本題です。販売士1級の勉強中、何年か分の過去問を解いていたのですが、その講評を読むと、「よく設問を理解しないまま回答した答案も散見」「別の用語のメリット・デメリットを記載している」「解答用紙には解答に繋がる計算式のみ書くように指示があるのに計算のメモ書きが大量に残されている」というように、きちんと問題文を読んでいない、問題の指示を理解していない受験者が多いと推定される記述が散見されました。

出典:荒木飛呂彦,『ジョジョの奇妙な冒険』,集英社

確かに診断士2次試験でも「原因を答えないといけないのに問題点を答えてしまっている」「対応策と効果両方を答えないといけないのに効果を書いていない」というのはよくあるケアレスミスです。共通するのはどちらも試験、しかも年1回しか実施されないということ!それに伴う気持ちの焦りが問題文の重要な点を読み飛ばす・読み違えるというミスを生じさせるのでしょう。

本番ではミスを犯しませんでしたが、演習では私もこのようなミスをしたことがございます。はい、私はマヌケです。

会議・セミナー・ウェビナーにてもやもや

しかし、しかしですよ!焦っていない時でも問いかけと解答が上手く対応していないことが、実はよくあるなぁと感じるのです。例えば……

  • Aさんが会社にてとある施策提案を行った。経営幹部からAさんに対してその提案を発案するに至った原因は何か、という質問を行ったところ、Aさんはその施策を行うことで目指す姿を答えた
  • B講師は講義の中で生徒から、「この領域はよく試験に出るのですか?」と尋ねられたところ、「確かに聞きなれない単語が多いけれど、しっかり勉強しておいてね」と答えた
  • とあるウェビナーにおいて主催者より参加者に対し、なるべく具体的な数値を入れた事例を発表してほしいというタスクが与えられた。発表者を募ったところ、真っ先に発言を行ったCさんは抽象的な事例を挙げるにとどまった

最近私が遭遇した事例です。いかがでしょう?あるあるな事例ばかりですよね。第三者的にこれらのやり取りを見聞きしていると、すごくもやもやしてきてしまいます……。

自分がそうならないために!

無意識的に私も同じようなちょっとずれた回答をしてしまっているかもしれませんが、基本的には人前で恥ずかしい思いをするのは嫌なので、結構気を付けている方だと思います。(小学生時代のトラウマがあるので……)私が心掛けているのは、非常にシンプルです。

① 一呼吸置いてから発表する。
 ⇒先手を奪われることは多いが、推敲することでミスを減らすことができる。


② 回答している最中に相手や周りの反応等を見て「これはおかしいな?」と少しでももやっとしたら、すぐさま相手に確認を取ったり発言を訂正したりする。
 ⇒多少恥ずかしい思いはするかもしれないが、自ら気付いたアピールをするとともに最小限の出血にとどめることで面目を保つ。

とは言え、世の中には質問に対して馬鹿正直に答えると逆に相手の心証を害することもあります。テキトーに雰囲気だけで回答しておけば良いという場面も……。コミュニケーションって難しいですね~。



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執筆者

田中 誠人|中小企業診断士
Tanaka Masato

大手流通小売業における経営企画業務、大手ビジネスチェーンの事業企画・新規開発、大手製造業における事業企画と幅広い業種の経営に関する経験を持つコンサルタント。 特に管理会計、ファイナンスに強みを持つ一方で、現地現物主義をモットーにしている。歴史と旅行が趣味なシティボーイ?



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