サービスは買い切りから継続へ

やまです。

ついに、東京オリンピックの開会式直前ですね。私は関西で働いているので、あまり影響はない(強いて言うなれば、祝日が販売しているカレンダーと異なるくらい・・・)です。しかし、東京の事務所では通勤時間の混雑を避けるために時差出勤を検討しています。(無観客開催なのでどうなるやら)

今回は、サービスのあり方(サブスクリプション方式)について記事にしていきたいと思います。

目次

定額○○円、増えた?

皆さんは毎月何円か支払って使用しているサービスや製品はいくつありますか?

私はAmazonプライム(年4,900円)、dropbox(月1,200円)、office365(月1,300円)、ニンテンドースイッチオンライン(年2,400円)、などたくさんあります。

Amazonプライム。利用すれば、配送料の他にもビデオや音楽まで無料で楽しめる。

ひと昔前はジム代、習い事代、携帯代といったイメージだったと思います。

最近ではおやつ(お菓子)まで多岐にわたっています。

月1,980でおやつがおくられてくる「おやつ体験BOX snaq.me

これらのように毎月、毎年いくらか支払って使用するサービスや製品のことをサブスクリプション方式と呼びます。

サブスクリプション方式とは

サブスクリプション方式とは、ビジネスモデルの一種です。

商品ごとに購入金額を支払うのではなく一定期間の利用権として料金を支払い、契約期間中は定められた商品を自由に利用できる販売形式です。契約期間がすぎれば利用できなくなるのが一般的。「サブスク」とも略されます。

反対の言葉としては、買い切り型があります。買い切り型とは、商品ごとに購入金額を支払い、商品を自分のモノ(資産)とすることです。基本的なモノのやり取りは買い切り型が多いと思います。

サブスクリプション方式は近年急増しており、近年ではあの帝国ホテルまでもサブスクリプションサービスを開始しました。

※ホテルのサブスクリプションサービスについては、帝国ホテル サービスアパートメント を参照願います。(リンク先)

また、Microsoft社がパソコンのOS(Windows)をクラウド上で稼働できるサブスクリプションを8月から開始するというニュースも入ってきました。(リンク先)

→ Windows 10/11を“クラウド”で 「Windows 365」が8月2日に始動 – ITmedia PC USER

サブスクリプション方式は、今後製品やサービスを提供する上で検討するべき内容になるのではないかと思います。

そこで、サブスクリプション方式のメリットデメリットを事業者目線からお伝えします。

事業者側からみるメリット、デメリット

最初に、メリットから見ていきましょう。

<メリット>

①一定期間が経過するごとに固定的に収益が上がる。買い切り型のように製品販売ごとに売り上げが計上されるのではないので、安定的に経営を行うことができます。また、事業計画の作成も容易になります。

②サブスクリプションによって事業者は継続的な顧客の囲い込みが可能。新規顧客を頻繁に利用する既存顧客、常連客に変えられます。

③サブスクリプションは最初に試用期間を設けることが可能。そのため、サービスを気軽に試してもらえるという心理的ハードルの低さがあげられます。

顧客の囲い込みや継続的な利益の確保といった事業者にとって嬉しい効果がありますね。反対にデメリットはどうなっているのでしょうか。

<デメリット>

常に最新の商品やサービスを提供する必要がある。顧客に飽きられるとサブスクリプション解約=売上減少につながるため、常に顧客の関心を惹く商品やサービスを提供し続けることが重要です。

サポート体制が複雑になる。買い切り型と異なり、サポートを継続していく必要があります。

③開始直後は顧客が少ない。サービス、商品の販売開始時はユーザー数がそれほど多くありません。サブスクリプションは、ユーザー数が増えれば増えるほど収益が伸びることが多いので、短期的には赤字となる可能性があります。もちろん、ユーザー数が増えなければ赤字を黒字化することは難しく、ユーザー数の増加が急務となります。

サブスクリプション方式は今後も増えていくのではないかと感じています。

メリットとデメリットを理解し、ビジネスで活用するかの判断も含めて考えてみてはどうでしょうか?


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執筆者

やま|中小企業診断士
製造業の経営企画部門に勤務。入社以来、管理会計業務に従事し会計スキルをを構築中。まだまだ手探り状態だが、一歩ずつ着実に歩んでいく。


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