SDGsがつなぐ個人・会社と社会

皆様、こんにちは。

最近、ドラえもんに再びハマってしまい100年ドラえもんを買っ(てしまっ)たやまです。※現在(9/9)、予約は終了しています。

ドラえもん、いいですよね。今年で原作50周年を迎えるようです。親から子、子から孫まで読み続けられている作品の一つだと思います。私も幼少の頃、親から買ってもらいました。今でも大事にしています。

100年ドラえもんのコンセプトは「100年後、22世紀の未来まで読み継がれる『ドラえもん』の永久保存版を。」です。このように、持続的に何かを伝える製品が増えていってほしいですね。


さて、ここから本日の本題です。

突然ですが、SDGsという言葉を知っていますか?

言葉は知らなくても下のようなイラストは見たことがありませんか?

見たり聞いたりすることが昨今増えてきたように感じます。

私自身、名前は以前から知っていたものの内容について「なんか良いことである」という漠然とした認識でした。学ぶ機会があり最近少しずつ勉強し始めたところで、まだまだ勉強中です。

そんな私がご縁があってSDGsの勉強会に行く機会があり、「SDGs de 地方創生」というゲームを先日、体験してきました。そこで得た気づきなどを記事にしていきます。

※SDGsについての詳細は他のサイトにも詳しく紹介されているのでそちらも参考にしていただければ幸いです。(リンク先は外務省のSDGsページです。)

SDGsとは?

SDGsは「Sustainable Development Goals」の略で日本語にすると「持続可能な開発目標」となります。

2015年9月に開催された国連の持続可能な開発サミットで2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として採択されました。

「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標、行動計画です。17のゴール・169のターゲットから構成されており,地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。 SDGsは開発途上国だけではなく先進国も対象となっています。しかしながら、これらの目標は、各国政府による取組だけでは達成することが困難だと考えられています。そこで、企業や地方自治体、アカデミアや市民社会、そして個人に至るまで、すべてのひとの行動が求められている点がSDGsの大きな特徴です。

外務省「 持続可能な開発目標(SDGs)達成に 向けて日本が果たす役割 」https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/pdf/2001sdgs_gaiyou.pdf

日本政府も積極的に推進しており、国以外にもSDGsの取り組みをおこなう企業が増えてきました。 以下は一例です。

花王株式会社

https://www.kao.com/jp/environment/sdgs/

SDGsの特設サイトを開設。SDGsについて動画を制作・配信している。一般家庭でもできるSDGsの取り組みをアピール。

トヨタ自動車株式会社

https://global.toyota/jp/sustainability/sdgs/

創業の精神とモノづくりで培った技術を活かして、安心安全・環境などに注目。また、社会貢献活動やESGも重視している。

阪急阪神ホールディングス株式会社

https://www.hankyu-hanshin.co.jp/yume-machi/sdgstrain/top.html

阪急電鉄と阪神電気鉄道において、SDGs(※)の啓発メッセージを発信する「SDGsトレイン 未来のゆめ・まち号」の運行を開始。(現在も運行中のようです。)

17のゴールとは

17のゴールについて説明します。それぞれのイラストがゴールを表しています。

※169のターゲットについては省略。 本項目は長いのでワープされるかたはこちら

※日本SDGs協会から引用しています。 →https://www.japansdgs.net/

1.貧困をなくそう

あらゆる場所で、あらゆる形態の貧困に終止符を打つ

2.飢餓をゼロに

飢餓に終止符を打ち、食料の安定確保と栄養状態の改善を達成するとともに、持続可能な農業を推進する

3.すべての人に健康と福祉を

あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を推進する

4.質の高い教育をみんなに

すべての人々に包摂的かつ公平で質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する

5.ジェンダー平等を実現しよう

ジェンダーの平等を達成し、すべての女性と女児のエンパワーメントを図る

6.安全な水とトイレを世界中に

すべての人に水と衛生へのアクセスと持続可能な管理を確保する

7.エネルギーをみんなに そしてクリーンに

すべての人々に手ごろで信頼でき、持続可能かつ近代的なエネ ルギーへのアクセスを確保する

8.働きがいも経済成長も

すべての人のための持続的、包摂的かつ持続可能な経済成長、生産的な完全雇用およびディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)を推進する

9.産業と技術革新の基盤をつくろう

強靭なインフラを整備し、包摂的で持続可能な産業化を推進するとともに、技術革新の拡大を図る

10.人や国の不平等をなくそう

国内および国家間の格差を是正する

11.住み続けられるまちづくりを

都市と人間の居住地を包摂的、安全、強靭かつ持続可能にする

12.つくる責任 つかう責任

持続可能な消費と生産のパターンを確保する

13.気候変動に具体的な対策を

気候変動とその影響に立ち向かうため、緊急対策を取る

14.海の豊かさを守ろう

海洋と海洋資源を持続可能な開発に向けて保全し、持続可能な形で利用する

15.陸の豊かさも守ろう

陸上生態系の保護、回復および持続可能な利用の推進、森林の持続可能な管理、砂漠化への対処、土地劣化の阻止および逆転、ならびに生物多様性損失の阻止を図る

16.平和と公正をすべての人に

持続可能な開発に向けて平和で包摂的な社会を推進し、すべての人に司法へのアクセスを提供するとともに、あらゆるレベルにおいて効果的で責任ある包摂的な制度を構築する

17.パートナーシップで目標を達成しよう

持続可能な開発に向けて実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する

これらがSDGsの目指すべき17のゴールです。こう言っては身も蓋もありませんがパッと見ると抽象的で難しく感じませんか?(私は難しく感じました。)

「SDGs de 地方創生」ゲームを体験してみた

「SDGs de 地方創生」ゲーム って?

SDGsの考え方を学ぶことができるツールとして動画やカードゲームがあり、「SDGs de 地方創生」はカードゲームの一種です。カードゲームは他にも「2030SDGs」があります。

地方創生をカードゲームで考える
「 SDGs de 地方創生 HP」https://sdgslocal.jp/

特定非営利活動法人イシュープラスデザイン(i+d)と、株式会社プロジェクトデザイン(PD)が協働で開発したカードゲームです。

地方創生に取り組む日本の自治体や、ソーシャルセクターの具体的なアクションを題材にし、多様なプロジェクトの実行を通じて“行政と市民による協働”を体感できます。

SDGsの考え方を地域の活性化に活かし、地方創生を実現する方法について参加者全員で対話し、考えることを目的としています。

プレイヤーはひとつの町に属する「行政」と「住人」に分かれます。行政は予算を持っています。プレイヤーが持っている資源を使って、様々なプロジェクトを達成することで町を豊かにしていくゲームです。ちなみに、プレイヤーにはそれぞれ「プロジェクトを〇個達成する」「お金を〇以上にする」といったゲームの達成条件もあります。

詳しいルールや内容については、公式HPをごらんください。→ https://sdgslocal.jp/

ゲームをやってみて

ゲームを実際にやってみた感想は以下の通りです。

・どのプロジェクトも一人の力では達成が難しく、周囲の人と協力する必要があった。

・最初は自分の達成条件にばかり意識しており、途中まで周囲まで意識することが出来なかった。

・最初は全体的に右往左往している雰囲気があったが途中からプロジェクトの達成速度が加速した。そのターニングポイントは自分や周囲の人も含め全体で協力してプロジェクトの達成にあたるようになったときだった。

・一見自分には関係のないプロジェクトであっても、そのプロジェクトが達成されることで自分のプロジェクト達成に大きく近づいた。=自分に関係があった。

他の参加者との意見交換では、

・資本主義社会では全体最適を図るのは難しい。

という意見もありました。

確かに、ゲームだと自分の達成条件を満たせたら自分の取り分はここまでにして周囲にも目を向けられますが、達成条件がない場合はどこまでも自己利益を追求する可能性があります。

しかし、ゲームでもあったようにひとつひとつの事柄は密接に関係しており、一見自分には関係がなくても巡り廻って自分にかえってくるので、難しい問題だと考えさせられました。


SDGsの話を聞いていると大きな(マクロな)話や抽象的な話が多く、「自分一人の話じゃないしなぁ」とどこか他人事でいました。

しかし、実際にゲームをやってみると協力することの重要性やどんなに小さなことでも色々なことにつながっていることを少し体験することが出来ました。

「自分さえ良ければいい」「自分には関係ない」

こうした考えは捨ててみませんか?

円陣を組む棒人間のイラスト

大企業、中小企業などの企業の枠組みだけに囚われず、個人がSDGsに少しでも興味を持っていただければ幸いです。



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執筆者

やま|中小企業診断士
製造業の経営企画部門に勤務。入社以来、管理会計業務に従事し会計スキルをを構築中。まだまだ手探り状態だが、一歩ずつ着実に歩んでいく。


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