みなさんこんにちは大阪府堺市でみなさまのちょっとした変化を応援しています。堺なかもず経営支援センター山本です。本日のテーマはINNOVATIONです。
緊急事態宣言下の5月に無理やりスタートさせたビジネスアイデアコンテスト。最終選考会もやはり、無理やりリアルで行うこととしました。なによりも、みんな元気で顔を合わせて、今までで一番輝いた発表ができたので良かったです。
最終選考は、4チーム12名のメンバーが、それぞれのアイデアを審査員(取締役3名、執行役員2名、外部識者1名)に向けて10分間のピッチ(発表)形式で競い合い、その結果に社員からの事前投票を組み込む形で行われました。事務局としては、冷静に一歩引いたところから支援することを心掛けてきました。が、兼業で頑張る彼らの姿を見てきた身としては、応援の気持ちしかありません。まるでお父さんです(笑)
2つの変えたこと
今回、初めて事務局を担当、事務局メンバーと話し合って変更したことが、大きく2つ。
一つ目は、選考会に社員投票も入れること。無責任な投票ではありますが、より顧客目線を取り入れたいという想いがあり、実行しました。加えて、どうしても経営層だけの投票だと高齢者視点や実現性重視に偏ってしまう気がしたので。でもそのおかげで、2次選考でも事業化の難易度が高く、エッジが効いたものに票が集まり、とても困りましたが(;^_^A
二つ目は、最終選考会を絶対評価としたこと。例年、審査員間で1位を決めて事業化へと進めていましたが、今年は絶対評価とさせてもらい、クリアランス基準点を超えたものはすべて実証実験の許可と費用をもらうこととしました。その提案をした理由は、1番だけがすぐれているとは限らないからです。すべての案がお客様の役に立つかも知れないのに、お蔵入りになってしまうことを避けたかったからです。蓮舫議員の「二番じゃダメなんですか!?」ですね。
結果、どんなサービスが選ばれたのかは、今日は伏せておきますね。どうせどこかでしゃべっちゃうと思いますが・・。
今日は、その選考会の審査員講評で話されたお話について書きます。2次選考の時に「次の取り組みテーマはこれやな」と私が感じた内容とそのまま一緒でした。
それは、審査員が口々に言った言葉。「今日の選考会で選ばれなかったビジネスアイデアは、アイデアとしてダメだったのではなくて、タイミングが今じゃないかも?と審査員が感じたからです。」(たまには、いいこと言うぜ!このおっさんたち!)
一人でも必要とするお客様がいらっしゃるサービスは、それだけでもう十分に着手する意義があると思うのです。
そうなんですよ。もし、採算性にリスクがあれば、採算が合うようなビジネスサイズで始めればよいし、法的な問題があるのであれば、関係省庁と話し合えばよいし、働き手がいないのであれば、ビジネスデザインをもっと考えればよいのです。やれることはいくらでもあると思うのです。
これは、今回のようなイベントに限らず、通常の開発業務においても同様で「そのアイデアは、前にボツになったやつだから、ダメだよね」ということが良くあります。「理由はよくわからないけど、前にダメになったやつだからダメって・・」不思議現象ですね。優先度が下がるくらいなら理解できるんですけどね。そんなことしてるからPRTIMESを見て、「あー前に俺の出したアイデアだぁ。」なんてことになるのだと思います。
私の理想は、サークル活動なのです。
「社内のあちらこちらで好きな連中が集まって自然に活動が進んで、何かのタイミングで成果が出て、注目されて、活動予算が付く」みたいな。そして本人が望めば専任担当になる。もし頓挫したら、元の職場へ。みたいな。そんな組織にしたいと思っています。
さっきの審査員の言葉の続き・・
「ですから、これで終わらせるのではなく、あきらめずにこっそりやりつづけて欲しいのです」とのこと。社内兼業推奨するなんて、真のブラック企業やな(笑)
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。また、次の機会にお会いしましょう。
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執筆者
山本 哲也|中小企業診断士
Yamamoto Tetsuya
日本で最も早くフランチャイズチェーンシステムを取り入れ普及させたフランチャイザーに1989年から勤務。清掃スタッフを皮切りに,全国のフランチャイズ店の育成・指導,事業計画の策定,新規事業開発,法人営業などを経験。“リーダーの能力を超える事業成長はない”と考え,人の成長ありきの支援を実施。趣味は,アウトドア全般と飲み歩き。とにかくじっとしていられない。
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