【取材記事】ブルジャラン萩森知洋さん(ピラティス)①

今回は、三重県名張市でボディケアピラティススタジオ「ブルジャラン」を経営されている萩森知洋(はぎもりともひろ)さんにお話しを伺いました。

SAN

記事の中で重要な箇所に各種マーカーを引いています。
オレンジ色は、概要的な部分
緑色は、社長の想い
黄色は、独自の経営の特色
となっています。

 ブルジャランさんは、三重県西部、伊賀地方の名張市にあります。近鉄名張駅から車で5分、名張川のすぐ近くに2020年1月に開業されました。外観だけを見るとカフェやカットスタジオのような雰囲気です。オーナーにおしゃれな外観について伺うと、以前はダイエットスタジオだったところを引継ぎ、地元のご友人のサポートを受けて全面改装をされたとのこと。ピラティスという言葉は、街のあちらこちらで見かけるのですが、「女性のためのヨガのようなものかなぁ?自分には関係ないだろうなぁ」というあやふやな知識のまま、お話を伺いました。

やまてつ

ピラティスという言葉自体は、街でよく見かけるようになっているので、知っているような気になっていましたが、恥ずかしながらピラティスとヨガの違いが分かっていません。教えていただけますか?

萩森さん:まず、ピラティスという名前の由来ですが、このメソッドを考えた人の名前なんですよ。ピラティスさんは、健康オタクと言っていいほど健康を研究していた方なのだそうです。彼は、健康について研究する過程でヨガの動きも取り入れていったため、ピラティスがヨガに似ている部分があるのです。しかし、一方で大きな違いもあって、ヨガにはいろいろなポーズがあるのですが、ピラティスにはポーズというものがありません。画像で切り取られると、決まったポーズがあるように見えると思いますが、あくまで動きの中の一部分であのような形になってるだけで、ピラティスの中には止まる動きっていうのは一切ないんです。動きの中で身体中の関節を全方位に動かしていくというメソッドなのです。そこが一番の違いですね。

やまてつ

ずっと動き続けているのですね。

萩森さん:「ご自身で思っているイメージが、実際の身体の動きとずれている」という経験はありませんか?肩とか。自分ではすごく上の方まで上がっているイメージを持っていても「実際にはそれほどでもない」というようなこと。

 例えばゴルフなんかでも、イメージの中ではきれいに同心円でスイングをしているつもりでも、実際に動画や鏡で確認すると「全然違ってる」っていうことは多いですよね。関節の最大可動域に対して自分の筋力を最大限に活かせるようにしてそのギャップを埋めていく」というのがピラティスメソッドなんですよ。

 ヨガはどちらかと言うと哲学的な部分というか、精神的な部分に働きかける要素が強くて、自律神経を落ち着かせたり、身体をリラックスさせたりします。一方でピラティスは、動きを改善させるというところに重きを置いていまして、そのあたりも大きな違いの一つかもしれませんね。ボディワークという概念が一番広い概念で、その中にヨガやピラティス。オステオパシー、カイロプラクティックや整体なども含まれています。女性向けのボディワークというイメージがあると思いますが、世界的なレベルで見ると、プロアスリートの方がオフになるとこぞって取り組むというような流れに最近ではなっていますね。

たっつん

こちらのホームページの中で先生が、「気づきとか、意識の重要性」ということに触れられていますが、ピラティスとはどのような関係なのでしょうか?

萩森さん:マッサージとか整体とかよく行かれたりしますか?それは、体が不調になった時とかでしょうか?

たっつん

そうですね。

萩森さん:なるほど。そういう状態で施術を受けるというのは、受け身の状態ではありませんか?施術を受けると「身体の調子が戻った」とは感じると思うのですが、実際に「どこが、どれだけ変わったか」ということは自覚的に意識していないのではありませんか?私はそのあたりを自覚していただくことにポイントを置いています。だから、患者さんに対して「あなたの身体の状態は、今日の施術によってこのような状態になりましたよ」ということをお伝えして、自覚してもらうようにしています。それだけのことですが、これを繰り返すことによって別の身体になっていきます。ですから、うちでは、治療とは呼ばずに“セッション”と呼んでいます。

 変な話ですが、私はここに来られる方をゼロにしていきたいのです。身体がしんどい人を無くしていきたいのです。そして、もしお越しいただくのであれば、体調を崩してから来るのではなく、メンテナンスとして来て欲しいのですよね。できれば、自分で自分の身体を治せるようになっていって欲しいのです

たっつん

つまり患者さんと一緒になって、「調子を崩しているところにアプローチしよう」というような考え方なのでしょうか?

萩森さん:そうですね。なぜ痛みが出ているのか?なぜ調子を崩しているのか?ということをフィードバックして、患者さんに考えてもらうというこということをしっかりと心掛けています。普段の生活の中で何か原因になるようなことがなかったか?何かいつもと変わったことがなかったか?そういうところに考えを向けてもらうことが、大切なんです

 その考えが生まれることによって、「あっ、あの動作が痛みにつながっているんだ」ということが分れば、「その動作をやめてみよう、変えてみよう」という考えに至るじゃないですか。そうすると不思議と痛みが消えていったりするんですよ。生活習慣って自分ではなかなか気づけないので、掘り下げて聞き出したり、一緒に究明したりしています。自分の意志で生活習慣を見直してもらうイメージです。

もってぃ

お客様にはどのようなアプローチをされているのでしょうか

萩森さん:カウンセリングには特に時間をかけて、それぞれの生活習慣にあった十人十色のセッションをしていますこの対話の部分が一番大切だと考えています。この最初のカウンセリングの時点で痛みが取れる方もいますね。

セッションは、通常一対一ですることが多いのですが、グループセッションも取り入れています。気の合う仲間とセッションをすることで緊張感が抜けて、しっかり効果を感じやすいというメリットや、他の方への助言も聞けたり、場に良い空気が作れたりといったメリットもあります。そういえば今日はちょうど3人ですね笑

もってぃ

そうすると、普通の整骨院のように受け身でやってくる患者さんは自然と減るのでしょうか?

萩森さん:そうですね。身体の悩みが深い方が多くなり、自然と料金が高いとか安いとかを気にする患者さんは減ってきますね。

もってぃ

ピラティスのことが、少しわかった気がします。いま、料金のお話がでましたので、ここからは少し、経営的なお話をお聞かせください。来院者の男女比はどうなってますか?

萩森さん:女性向けにPRをしているせいか、圧倒的に女性のお客様が多いですね。理由は、一般的に男性は、自己主張というか自分の考えをしっかりとお持ちなので、「自分はこうやればこうなるんだ」という固定観念が強くて、身体を変えられないケースが多く、難しい面がありますね。一方で女性は、素直に信じてくださる方が多くて、身体の調子も変えやすいので、そちらに力を入れるようにしています。男性の方でも知的好奇心が強い方は、非常に効果が表れやすいですが、思い込みが強い方は身体もなかなか変わりにくいですね。

やまてつ

どのような集客をされているのでしょうか?

萩森さん:いまは紹介がほとんどです。ありがたいことにお客様からの紹介が多くて。「あそこに行けば身体が変わるよ」というような話をお友達にして下さって。それを聞いて相談にお越しになる方が多いです。紹介カードなども作ってないのに、ありがたい話です。さらに言うと、お友達の話を聞いてから来るので、変な固定観念みたいな心理的なブロックが外れた状態で来てくださるので、身体も変わりやすく効果も出しやすいのです

SAN

固定客とその紹介客で成り立っており、新型コロナウイルス感染症拡大で苦しんでいる店舗型ビジネスが増加している環境下でも安定経営を継続しておられるブルジャランさん。次回は、その経営メソッドの秘密にさらに迫ってまいります。お楽しみに!


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