ツンデレなあいつと将来を妄想しよう

 こんにちは、8年ぶりにランニングシューズを交換してみたら、1kmあたりのラップが5秒~10秒も早くなった田中誠人です。前のシューズはクッション性が全くないほどになっていましたからね……節約は大事ですが、ケチはダメですね。負担から膝がパンクしてもいけませんし……考えさせられました(-_-;)

中小企業診断士試験の科目!

 今日は中小企業診断士試験(以下、「診断士試験」)に関するお話です。診断士試験は1次と2次に分かれておりまして、1次試験はなんと7科目もあるのです!聞いただけで心が折れそうですね!!ひとつの科目自体は概要を満遍なくサラリと学ぶ程度で、それ程深く学ぶわけではないのですが、いかんせん7科目もあるので、相当のボリュームがあり根気強く継続して勉強することが求められます。

 私は某予備校で講義を担当させていただいているのですが、受講生の方から聞く「心が折れる科目ベスト3」はコチラ!!

1.財務・会計
2.経営法務
3.経営情報システム

 私が勉強をしていた時期とは少し変動があり、以前は経営学・経済政策がランクインしていたのですが、最近は試験難易度が易化傾向にあるためかランクから外れてしまいました。経営法務はずっと難易度が高いままであり、かつ内容も小難しいのでランクインは当然でしょう。経営情報システムも横文字嫌いな人からすると天敵でしょう。しかし……昔から相も変わらず1位に君臨し続ける憎いやつ、それが財務・会計!私は、講義で財務・会計を教えているからというわけではないですが、割と好きな科目なんですよね。だってこの科目ツンデレなんだもん!!

ツンデレな財務・会計

 財務・会計は大別すると以下の3分野に分かれています。

・制度会計:簿記っぽい、範囲広いから毎年見たことないような問題出る
・管理会計:やたら計算難しい、問題文ややこしい
・ファイナンス:横文字ばっかり、理屈じゃない

 どれも癖があってややこしい分野ですね……ですが、私は講義では彼らを「ツンデレ」と評しています。だって、理論問題はともかく計算問題は必ず明確な答えがあるのですから。おそらく一番人気であろう科目「企業経営理論」の難解な日本語の問題と比べたら、相当対処しやすいと思います。そう、財務・会計は一度良き関係を築いたら裏切らない!安定的な高得点というプレゼントをくれるデレデレになるのです。「とっつきにくい印象」「専門用語に慣れない」「そもそも数字が嫌い」等の理由で嫌われるのはとても哀れ……おいたわしや( ノД`)

 このように嫌われ科目ナンバーワンの財務・会計ですが、中小企業診断士が業務で経営診断を行う際は、まず間違いなく決算書を分析することになりますので、必須知識・スキルとも言えます。それに、経営者の方々には数字に明るくない方もいらっしゃるので、数字の分析を行うと非常に喜ばれることもしばしばあります。「だから、少しでも財務・会計のことを好きになってあげてよ!」と私は日々叫んでいます。

ツンデレな財務・会計は非常に役立つ

 今年、中小企業診断士をとあるビッグウェーブが襲いました。そう、事業再構築補助金です。こういうしっかり目な補助金における事業計画では、割としっかりした収支計画が求められます。(「しっかり」とかいうテキトーな表現でごめんなさい)この収支計画を作成するにも、もちろん財務・会計の知識・スキルが必要となります。それにですね、ちゃんとした収支計画を作れるっていうのはかっこいいんですよ!モテモテですよ!私は業務上、中小企業診断士の資格を取る前から収支計画を作り続けていますが、会社では超モテモテでした!!ひっきりなしに声がかかっていましたよ!!!

 そう、連日何時間も超勤して収支計画をいくつも作っていました……orz

 それでも私は講義で叫び続けます。

「財務・会計のことを好きになってあげてよ!」



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執筆者

田中 誠人|中小企業診断士
Tanaka Masato

大手流通小売業における経営企画業務、大手ビジネスチェーンの事業企画・新規開発、大手製造業における事業企画と幅広い業種の経営に関する経験を持つコンサルタント。 特に管理会計、ファイナンスに強みを持つ一方で、現地現物主義をモットーにしている。歴史と旅行が趣味なシティボーイ?



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