こんにちは、某所で頼りないうえに親しみにくいという評価を得てしまい、泣きそうな田中誠人です。今年もまたクリスマスシーズンがやってきましたね!今年は新型コロナの影響もあり、いつもと違うクリスマスの過ごし方をせざるを得ないですが、きっと皆さん工夫されて楽しまれるのでしょう。
11年前のクリスマス、楽しげに街に繰り出していくカップルを見ながらイブ含め両日とも夜勤をこなし、独身男子寮でひとり売れ残りの割引ケーキを食べた思い出も、今では貴重な経験だったと思えます。確かにあれはあれで楽しかった。時間の流れは止まってくれず、共に寄り添って悲しんではくれませんが、時間の経過が物事の別の見方を与えてくれることにようやく気が付きました。そうです、私最近はトレンドのビッグウェーブに乗るべく、『鬼滅の刃』にハマっています(*´ω`*)
〇〇ズハイ
という言葉をご存じでしょうか?一般的にはランナーズハイが一番知られていますかね。これも10年ほど前になりますが『クライマーズハイ』という映画もありました。私はハイボールも好きですが(酩酊しているのか、お前は?)、今回は……
ティーチャーズハイ
という言葉を取り上げます。これは講師業をやっているなかで、私が体験している現象になります。ランニングや山登りと違って、別に身体的負担がかかっているわけではないのですが、精神的な負担、具体的には「上手く講義できなかったらどうしよう……」という緊張や不安を乗り越えた後の、気分の高揚や「あれもこれも伝えたい話したい」「永遠と講義をやっていたい」と“ハイ”になる現象です。原因はいったい何なのでしょう、少し自身の体験を振り返りながら考えてみたいと思います。
“ハイ”になるときー!ならない時ー!その原因は?
まずは、“ハイ”にならなかった時です。
■講師採用試験時
- 経験:初めて教壇に立った。全くの講師未経験。
- 状況:広い教室に事務局担当の方1名+ビデオカメラ
- マインド:1次試験の内容は自信がある!きっとイケるはず!俺の力を見せてやる!!
⇒結果:緊張でガチガチ、内容はグダグダ、よく採用されたと思います(´・ω・`)
次に、“ハイ”になった時です。
■新人講師研修時
- 経験:二度目の教壇、経験不足は相変わらず。
- 状況:中規模の教室に指導講師・事務局担当・同期講師が合計10名程度
- マインド:試験時のトラウマが尾を引く。自信消失。そうだ、個別指導のアルバイトをしていた時は生徒の反応に応じて対応変えていたな。今回は聞いている人の様子を見ながら、説明の軽重や話すスピードを変えてみよう。
⇒結果:概ねフィードバックいただいた評価は高かった。
この2つのシーンを比較してみると、おそらく原因と思われるのはラインマーカーを引いている箇所です。つまり、意識が自身の内側に向いているか、外側に向いているか、です。“ハイ”にならなかった時は、自分を良く見せることばかりに意識が集中してしまっており、一方“ハイ”になった時は、意識が講義を聞く人に対して向けられているのです。自己意識という主体から解脱することができ、「一人の講師」として客体化できているから、自分を良く見せたい・楽をしたいという欲望を捨てて、世の中に存在する人間の一人として生徒の方々に奉仕したいと思うのでしょうか。自分でも何を言っているか分からなくなってきた……尊敬する大先輩講師の方に尋ねると、「マズローの最上位、自己実現だよ」とおっしゃります。
頭が痛くなってきました。。。
原因なんて難しいこと考えず、とりあえず“ハイ”になれば上手く授業ができるのだから、それでいいじゃない!と割り切ることにしました!!ということで意識して“ハイ”になれるように、発動条件を整理してみました↓↓↓
- 笑顔でいること
- 遠くを見る
- 立ちっぱなしではなく、板書する・身振り手振りで伝えようとする等体を動かす
今後の目標
私は講師歴2年ですが、今では1年目よりも短い時間でより高揚感が得られるよう、確実に成長しています。このまま鍛錬を続けていきたいですね!
ベテラン講師が講義始まった瞬間からかなりのハイテンションで話し始められることにすごい憧れがあるのですが、いつか自分もそうなれるかなぁ……「ティーチャーズハイの常中」ができるようにこれからも精進します!!「常中」はトップ講師への第一歩ですからね!!!(もうええて!)
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執筆者
田中 誠人|中小企業診断士
Tanaka Masato
大手流通小売業における経営企画業務、大手ビジネスチェーンの事業企画・新規開発、大手製造業における事業企画と幅広い業種の経営に関する経験を持つコンサルタント。 特に管理会計、ファイナンスに強みを持つ一方で、現地現物主義をモットーにしている。歴史と旅行が趣味なシティボーイ?
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