そうだ、Siri で聴いてみよう

こんにちは。お久しぶりです。前回、Clubhouseについて、書かせて頂きましたよっしです。

最近はClubhouseという言葉を聞くことも減ってきたような気がします。時がたつのは早いですね(笑)。Android版Clubhouseのリリースも控えているようですので、Androidの方はもう少しお待ちください。

さて、今回は、私にとっての長年の課題をちょっとした方法で解決した事例について書かせて頂きます。


目次

サブスクの不良債権化を解消したい!

我が家はamazon文化圏の愛好家です。Amazon Prime Videoに、Amazon music unlimitedに、kindle unlimited。。。様々なサブスクリプションサービスを契約し、アマゾンの養分になっています。

そのこと自体は、個人の話なので、時間とお金をきちんとコントロールできていれば問題ないと思います。しかし、お金を払っているのに、きちんと利用できていないようであれば、もったいないですよね。

私も、この中でなかなか活用できていなかったkindle unlimitedをリストラしようと検討していました。

ご存じの方も多いと思いますが、このサービスは月額980円のサブスクリプションサービスで10冊読み放題という仕組みであり、数多くの本を定額で読めることには大きな価値があります。

但し、名前はアンリミテッドですが、実際には本当に読みたい本はあまり読めないことも多いのが実感です。しかし、私にとってそれ以上に課題となったのは、本を読む時間の確保でした。

インプットとアウトプットのバランスが悪い!

現在、私は研究会やほかの集まりを含めて15近い集まりに所属し、日程調整に苦慮しています。また、場の参加に向けたアウトプットも必要となるため、インプットの必要性を感じながらも、時間の確保に悩み続けています。

もちろん、アウトプットを行う上で行う調べ物という形でのインプットは行っています。しかし、アウトプットを目的とするインプットは、その目的に最短距離で学ぼうとしてしまいます。そのため、周辺領域の知識を取得できず、場当たりで薄っぺらいものとなり、知識・知見に偏りが発生していると感じていました。

もちろん、読書も興味のない本を選ぶことは稀です。しかし、著者が時間をかけて得た知見を、編集者の校正という、第三者の目を経由して世に出る本は、新たな知見を体系的に学ぶ上で重要です。

このインプットの不足を補おうと、kidle unlimitedを契約しているものの、全く利用できていない現状に課題意識は募る一方でした。

本を・・・聴く?!

こういった状態に悩んでいたある日、研究会である方の発言から私の問題は解決に向かいました。その方は、課題図書を「聴いた」というのです。

Audible(月額1500円のオーディオブックサービス)でもやってるのかな?と思いましたが、その後調べていく中で、身近な機器がその解決になることがわかりました。

ずばり、iPhoneのSiri読み上げ機能をです。この機能を使えば、本の音声を聴くことができることが分かったのです。

※詳しくはこちらを参照ください。

https://support.apple.com/ja-jp/guide/iphone/iph96b214f0/ios

私のなかでは、これは衝撃でした。例えば歩きながらでもお金をかけずに新たな知識をインプットすることができるからです。しかもページ送りも自動です。

一番大きいのは、「目」を拘束しないことです。人間がマルチタスクを行おうとした際に最大の制約は目ではないかと思っています。何かを行う際に、見ることなしに行うことは困難だからです。当然、読書も読書をしながら別のことをすることは困難です。

しかし、目を拘束しない、「聴書」は他のことをしながらでもインプットできます

洗濯物を干しながら、歩きながら、電車に乗りながら、などなど、様々なシーンで気軽にインプットができるようになりました。家事をインプットと並行してできるので、家庭内での関係改善にも寄与しました(笑)。

これによって、リストラ候補だったkindle unlimitedのプライオリティは一気に上がりました。我が家のアマゾンの養分生活はまだまだ継続しそうです。

※実はandroidでも

「androidの私には関係ない」と思われている方。実は、まったく同じ機能ではありませんが、androidのアプリにも類似した機能があります。ここまで読んでいただいた方、iPhoneを買う前に下記などを検討されてはいかがでしょうか?

https://minto.tech/android-yomiageapp/

Siri「聴書」の課題

しかし、この機能、完ぺきではありません。

Audibleのようにプロが読み上げるコンテンツではなく、あくまでSiriというアプリケーションを利用したものであることから、その限界を超えることはできません。下記のような課題があることに留意が必要です。

誤読が頻発する

Siriはあくまでアメリカ企業である、appleのコンテンツです。そのため、日本語について十分にできていないことがあります。

例えば、エリザベス一世を「えりざべすかずよ」問題児を「もんだいこ」と読むなど、理解できない誤読があります。また、この誤読は、重要なテーマで発生すると繰り返されることが多いので、気になってしまいます。

現在聞いている本では、「両利きの経営」を「りょうりきのけいえい」と読むなど、洗濯物を干す手を止めて、「元は何なんだ?」と確認せざるを得ないときがあります。これは、割り切って、受け止める必要があります。

スマホが熱を持つ

この機能は、あくまで「画面の読み取り」の機能を流用したものであるため、常に画面を表示し続ける必要があります。

スマホは画面を表示しているとバッテリーを消費するため、バッテリーの消費が激しくなります。また、ポケットに入れて運びながら聞いていると、いつの間にかiPhoneが熱を持っていることがあります。

スマホの寿命を長く保ちたい方は、この機能を利用時は密閉空間に置かないように気を付けましょう。

読み上げが機能しないときがある

利用している中で、読み上げが機能しない、読んでる最中に読むのを止めてしまう、といったことが何度か発生しました。これは、スマホのメモリが影響していると感じます。

こういった事象が発生した際には、不要なアプリを閉じたり再起動する、などの対応が必要です。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

私は「聴書」によって、長年の課題を解決できました。

皆さまも日々、様々な課題を抱えておられるかと思いますが、意外と身近なところにその解があるかもしれません。もしかしたら、「聴書」を通じて素敵な解決法をSiriが教えてくれるかもしれませんね。


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執筆者

五味 義也|中小企業診断士・MBA
Gomi Yoshiya

大手電機メーカーにて、経理業務を軸に海外の経理システム構築プロジェクトなどに従事。取材の学校7期生として、取材4件・執筆記事6件などに携わる。家族構成は妻と子供2人。家庭と仕事の両立に四苦八苦している。


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