人間は優秀な生き物である ~誤字脱字について~

やまです。

最近6、7時間睡眠しても次の日の仕事のパフォーマンスに影響が出ます。昔は3時間睡眠でも余裕だったのに…。

ここからが本題です!

目次

それはある日の会社にて

先日、私は会社で回覧用の新聞を読んでいました。

新聞を読み終わり次の人であるAさんに渡すと、Aさんが新聞を読んで私に言いました。

Aさん「この新聞、すごいと思わない?」

私「…?(記事のことかな?)あぁ、この話題すごいですよね。話題性があってよいと思いました。」

Aさん「え、気づかない?」

私「???」

Aさん「記事の見出しの文字をよく見て声に出してみて!」

私「畳の魅力にせまる…ですよね?」

Aさん「畳ってこう書くか?」

私「…!!」

その新聞の一面記事の見出しはたしかに「畳の魅力にせまる」でした。(都合上、少し変更しています)

しかし、その文字は「量の魅力にせまる」になっていました。

Aさんに聞かれるまで私も気づいていませんでした。

人間は自然に脳内で補正をかけてしまう生き物

みなさん、文章を作成する際に誤字脱字をした経験はありますか?

私はたくさんあります。その度に「私ってなんてだめな生き物なのだろう」と思っています。

人間には脳の補完機能と思い込みというものがあります。

<脳の補完機能>

人間は文字や絵の一部が欠けていても残りの部分から全体を推測することが出来ます。

なので、一文字間違っていても読めます。

メカニズムとしては脳にある視覚を司る部分が必要不要に応じて瞬時に補完しているそうです。

詳しい内容は京都大学のHPにありました。興味のある方はどうぞ。(リンク先:http://www.kyoto-u.ac.jp/static/ja/news_data/h/h1/news6/2013_1/131023_3.htm)

一部を引用します。

後頭部に位置する第1・2次視覚野(V1/V2)において、遮蔽されて欠損した視覚像がまるで絵を描くように補完されて、物体の全体像が再構成されていることを明らかにしました(図1)。さらに、このV1の補完に関わる活動は、観察者が事前に見ていた物体の形を反映して、補完が必要でないと判断される場合には生じないことも明らかになりました。人間の目は一般的にカメラのようにみなされていますが、今回の研究結果は人間の視覚システムが単に外界を映像として映し出すだけではなく、外界に対する「解釈」を加えた、より高次の処理を行っていることを示しています。(引用元:モノの背後を見る脳の仕組みを解明 -視対象の部分像から全体像を復元する第1次視覚野の活動をfMRIで観察-  http://www.kyoto-u.ac.jp/static/ja/news_data/h/h1/news6/2013_1/131023_3.htm)

<思い込み>

無意識のうちに「間違っていないだろう」という心理が働き、文章を読んでいても間違いに気づかないこともあります。

他にも、期限ぎりぎりで焦っていたり集中力が欠けていたりすると間違いに気づかない可能性が高くなります。

人間は間違える生き物であることを意識する

では、どうすれば間違いをなくすことが出来るのでしょうか?

一般的には以下の方法が有効であるとされています。

・紙に印刷して確認する

・声に出して読む

・間違っている前提で確認する

・時間に余裕を持つ

・ツールを使う(校正ソフトなど)

・第三者に確認してもらう

その中でも、以下のことが重要だと考えています。

・間違っている前提で確認する

・時間に余裕を持つ

せっかく時間を作成した資料を誤字脱字によって台無しになるのはもったいないです。

なので、本記事を通して「人間は優秀がゆえに間違える生き物である」ということを頭の片隅に記憶していただければと思います!

…私も気を付けます。



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執筆者

やま|中小企業診断士
製造業の経営企画部門に勤務。入社以来、管理会計業務に従事し会計スキルをを構築中。まだまだ手探り状態だが、一歩ずつ着実に歩んでいく。


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