自分の仕事に値段をつける

授業で使うプリントはタダで作ってきたのに、
「1枚○○円で」と値段がつくと、金額以上の作業をしたくなくなる心理は、
我ながらよくわからない。じょりさんです。

簿記の講座をYouTubeでしませんか?
というお仕事をいただいた。
テキストをつくり、問題集をつくり、授業をするという。
最後にこう言われた「いくらでやってくれますか?」

自分の仕事に値段をつけるのは難しい。
高くしすぎて「じゃあ、ほかをあたります」となるともったいないし、
安くしすぎるのはもっともったいない。
理想は相手がオッケーする上限の金額を提示することである。

値段の付け方には、
①ネットで似たような仕事を探して相場を知る方法
②自分がその仕事を発注するとしたらいくら出すかで考える方法
③時給に作業時間をかけて計算する方法などがあるらしい。
(時給の求め方は、年収を52週で割り、さらに週の労働時間の40で割る)

では、似たような仕事が見つからず、
どれくらい時間がかかるのかわからない仕事はどうすればいいのか?

例えば「竜王を倒してきてください。いくらでやってくれますか?」に、
いくらを提示すればよいのだろうか?

仕事は、やれること・やりたいこと・求められることの
重なった部分だと聞いたことがある。

まず自分が『やれること』でなければ、仕事にはならない。
じょりさんは口笛が吹けないので、ドント・ウォリー・ビー・ハッピーを歌う仕事はできない。

次に『やりたいこと』でなければ、仕事として選ばないだろう。
調理師免許を持つじょりさんだが、モヤシの根を取る作業はやりたくないことのベスト3に入る。

最後に『求められること』これはお金がもらえること、という意味だろう。
言葉通りなら無償のボランティアも仕事になってしまう。

やれる+やりたい+お金になる➡仕事だと思う。

「石原さとみさんと中華料理を食べに行って下さい。
いくらでやってくれますか?」こんな仕事が来たらどうしょう。詐欺だろうけど。

得意なことを仕事にするのがよいと聞く。
得意なことを一生懸命やるから、一人前になれるのだと。
確かに最初から得意だと苦労が少ない気がする。
でも、退屈しないのかな?

簡単にできてしまうことって、モチベーションが続かなそうである。
苦手意識があるからこそ工夫する。向いてないなぁと思いながら続けるぐらいが、
仕事にするにはよいような気がする。
大変すぎてノイローゼになるようなものはダメ・絶対なのは言うまでもない。

サラリーマンの生涯賃金は2億円で、人生の5大支出は①住宅②車③保険④子供⑤老後らしい。
(子供を支出とカウントするのはどうかと思うけど)
これを聞いたとき、この5つを諦めたらあくせくせずに好きな仕事だけをやっていけるのでは?と思った。
いまだに、車どころか免許も持たず、生命保険にも入っていない。

ダン野村氏に代理人を依頼すべきか迷った末、想定作業時間から料金を設定し、メールした。
即レスだった「お願いします。」安くしすぎたか!



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執筆者

じょりさん|中小企業診断士
簿記講師。趣味はお風呂巡りと折り紙。サウナ従業員・レンタルビデオ店員・ラーメン屋などなどを経て簿記講師となる。この春からパソコン講師にもなる予定。モットーは為せば成る。でも人間できないこともある。


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