タネから咲かせよう!

みなさま、こんにちは!ついに緊急事態宣言が全国的に解除されましたね。各都道府県では、地域の感染者状況や人口密度など、自分たちの置かれている環境を踏まえつつ徐々に、元の暮らしをとり戻そうという取り組みに移行しています。みなさまの地域はどのような状況でしょうか。

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今日のビジネスコンテストは先端技術系スタートアップ

 本日は、先端技術を活用して起業を目指す人たちが登壇するビジネスコンテストに、審査側として参加してまいりました。私、根っからの文系でして、屁理屈は得意分野なのですが、今日のような科学技術にはこれまでさっぱり縁がありませんでした。
しかし、そんな私でもワクワクするような熱気あふれるプレゼンラッシュでした。彼らは、結構な割合でVCから以外にも
”NEDO”からの支援(投資)を受けていたことが印象的でした。「NEDOって名前だけは、聞いたことがあるけど、なんだっけ?」という方のために・・。

NEDOとは・・  

 NEDOとは、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構の略称で、彼らのWEBサイトを見ると、聞きなれないのですが、“国立研究開発法人”とあり、その組織目的は、「持続可能な社会の実現に必要な技術開発の推進を通じて、イノベーションを創出する。」と記されています。また、「リスクが高い革新的な技術の開発や実証を行い、成果の社会実装を促進する「イノベーション・アクセラレーター」として、社会課題の解決を目指します。」とありました。つまり、民間研究者の支援を通じて、技術開発を推進し、社会課題の解決につながるような事業を生み出そうとしているようです。

出所:NEDO ホームページより

破壊的イノベーションは自己チュー

 登壇者には、大学の先生も何人かいらっしゃいました。イベント終了後に何人かの方とは立ち話をしたのですが、誰に対してどのような価値を提供することが一番良いのかといったビジネスの視点がほとんどなく、「この技術が確立できれば●●ができるようになる」という技術起点の発想ばかりだったことが印象的でした。「先生、これは、誰が買うんですか?」「それはこれからです」「たぶん〇〇の役に立つはずなんです」といった感じでした。

私たちのように「お客さまの声を聴く」ということを徹底している人間からすると、「大丈夫かなぁ?頑張っても評価(売上)されるのかなぁ」なんて心配になったりもするのですが、今日は、「別の見方もあるな」と感じました。つまり、こういう人達もいないと、我々が思いもつかない斬新で先進的な製品やサービスは生まれ得ないということです。

何はともあれ船を漕ぎだそう!

 今回、私たちもあるチームとご一緒させていただくことになりましたが、研究者との有機的な結びつきから、新しい何かと出会いたいなと感じました。
NEDOでは、このような研究者に対してお金を出すだけではなく、マネタイズのところまで支援はしているようです。そのために、最近、同様の支援を行っている公共の組織を横断してワンストップで研究開発型企業を支援していく取り組みを始めています。もしご興味があればサイトをチェックしてみてください。支援が受けられることになれば、研究資金と信用の両方を手に入れることができ、事業化へ大きな推進力を得られそうです。

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。次回はあなたのビジネスにご一緒させてください。

執筆者

山本 哲也|中小企業診断士
Tetsuya Yamamoto

日本で最も早くフランチャイズチェーンシステムを取り入れ普及させたフランチャイザーに1989年から勤務。清掃スタッフを皮切りに,全国のフランチャイズ店の育成・指導,事業計画の策定,新規事業開発,法人営業などを経験。“リーダーの能力を超える事業成長はない”と考え,人の成長ありきの支援を実施。趣味は,アウトドア全般と飲み歩き。とにかくじっとしていられない。

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