小さなミスをおこなさないために

ハードル

こんにちは、数本です。
仕事をする上で、ゼロにすることが求められるが、ゼロにすると成長速度が遅くなるものはなんでしょうか?

答えはミスです。

ミスを重ねることで人は成長できるものと考えています。ミスは失敗ではありません。
稲森和夫はこう言っていたようです。

 世の中に失敗というものはない。チャレンジしているうちは失敗はない。あきらめたときが失敗である。

とはいえ、ミスが続くと評価に影響が出てきそうです。

ミスは成長するためのスパイスですが、小さなミスは防ぐ手立てを考えましょう。
小さなミスは摘み取るに限ります。

小さなミス⇒注意していれば防げていたと認識できるミス ⇒ケアレスミス
つまりケアレスミスをなくしましょう。

目次

ケアレスミスを防ぐためには

ケアレスミス自体の原因を知ることで対策を打つことができます。

ケアレスミスの原因

  • 勘違い
  • うっかり
  • 思い込み
  • ぼんやり

 これらは仕事量が多かったり、睡眠不足であったり、集中力が切れている時に仕事をしたり、過度な安心感であったり、そういったことが原因で発生し、その結果、ケアレスミスを引き起こします。
仕事量が多い場合は得てしてミスが増えるものです。

勘違い

思い込みや、過去の経験上からこうに違いないという先入観はミスを引き起こすと言われています。
自分の思っていたことが本当に正しいか、記憶だけではなく、スケジュールに記載するなどして記録も頼るとミスが減ってきます。
前の人がチェックしたから大丈夫だろうという考えも危険です。前の人は次の人がチェックするから大丈夫だろうという考えを持っているかもしれません。
カタカナ語(ビジネス用語、心理学用語)でバイアスとも言われています。

確証バイアス

自分にとって都合の良い情報だけを集めて、自分の判断の確証となるものを探すことです。
一度「こう」と思うと、自分の先入観を立証するようなところばかり探してしまいます。
このことで、良いと思ったものはさらに良く、悪いもの思ったものはさらに悪く感じてしまいます。
自分に都合のいい情報だけを集めることで、先入観や思い込みは強くなります。

保守性バイアス

これまでの自分のやり方に固執して、それ以外を否定し、正当に評価をしないことを「保守性バイアス」と言います。
こちらも、ミスにつながりそうですね。
ベテランだったのに、なぜ?という言葉がたまに聞かれます。
自分への過去の経験、栄光に固執するあまりに新しい発想ができなくなってしまう。受け付けなくなってしまいます。
改善するためには、いつまでたっても自分は新入社員という気持ちを持って、人の考えを柔軟に受け入れ、落とし込むことです。

寝不足

寝不足の時もミスを引き起こしやすくなります。
2003年にハンス・ファン・ドンゲン教授(ワシントン州立大学)らが実験した、「睡眠とパフォーマンスの関係」の研究結果では、被験者たちの睡眠時間を「0時間(断眠)」「4時間」「6時間」「8時間」とグループ分けして、脳の反応速度を測定したそうです。
2週間後、6時間睡眠グループの成績は、丸2日徹夜をさせられたグループと同程度まで下がっていたそうです。

寝不足で集中力の低下というと、居眠り運転がありますね。
居眠り運転が原因の交通事故もしばしば発生しています。
居眠り運転で特に危険なのは,「マイクロスリープ」という現象でです。マイクロスリープは,「眠りに落ちる」というよりは一瞬だけ意識が途絶えることである。この状態になると,「脳は外界の情報を取り入れなくなる。視覚情報だけでなく,すべての知覚がシャットアウトされる」(ウォーカー2018, p.165)ということです。

ミスはスパイスでもありますが、慣れると味わいもなくなってしまいます。適度に味わいつつ、余計な雑味は消していくようにしましょう。

代表的な思い込みと寝不足に焦点を当ててみましたが、心当たりはないでしょうか。
心当たりがあれば、解決することはできます。
ミスが減れば、生産性が上がりますので、一丸となって無くしていくようにしましょう。


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執筆者

数本 優|中小企業診断士
Sumoto Yu

/企業内整理収納マネージャー
/大阪府中小企業診断協会WBP研究会・代表
製造業で研究開発業務に携わり、自ら開発した機器は1年で市場に出た経験あり。一方で整理収納術の伝道師として、整理手法がわかりやすいと好評を得ている。


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