やまです。
コカ・コーラのペットボトルは使用済みペットボトルから100%リサイクルされているそうです。先日、このことを知って驚きました。日本コカ・コーラ(株)はSDGsを支援しており、積極的にサスティナブルな取り組みを実施しています。
いつも使っている製品が実は環境にやさしい製品だったこともあるので、一度自分の使っている製品を見直してみてはいかがでしょうか。(本題と全く関係のない導入)
それは一通の手紙からはじまった・・・
家族がスポーツジムを契約しているのですが、ある日スポーツジムから一通の手紙がありました。内容を読んでみると、会費引き上げのお知らせでした。
コロナ禍の影響でスポーツジムに通えず会費だけを払っていた家族は、その値上げ幅にびっくり。
退会(解約)を前向きに(?)検討しているようです。
既に休会中ですが、私の通っていたスポーツジムもコロナ禍の間で大幅な会費引き上げを実施しています。
会費と事業のからくり
コロナ禍の影響で休会・退会する会員が増えています。
通常時でも会員の解約はスポーツジムにとってリスクとなります。
解約が事業運営に大きな影響を与えるのは、以前やまてつさんが取り上げています。
スポーツジムの場合、必要なスタッフの人数やレッスン数、機材の数は人数関係なく必要になってきます。
これらの金額を100とした場合、会員が100人いれば1人あたり1の負担となります。しかし、会員が50人になってしまうと1人あたりの負担が2となり、単純計算で負担額は倍となります。
従来の会費だけでは、事業運営にかかわる費用を補うことができず、今回の会費引き上げになったのだと推察されます。
負のスパイラルに・・・
会費引き上げは以下の影響を与える可能性があります。
①既存会員の満足度低下
②会費引き上げをきっかけに、退会・休会を検討する会員が増える
さらに、スポーツジムの収益の大半を支えていると噂されている「幽霊会員(=会員登録しているけど、全然ジムに通わない人)」もこれを機に退会・休会を決意する可能性があります。
会費引き上げにより、さらに会員の解約が増え、また会費が引き上げられる・・・という負のスパイラルに入るおそれがあり、スポーツジムにとっての苦渋の決断だったのではと思います。
会員の退会・休会を防ぐには、感染対策の徹底し、安心して利用できるスポーツジムにすることと会員にPRすることが重要になってきます。
コロナ禍から1年半。まだまだ収束の見通しは立ちませんが、企業と顧客にとってのベストを考えていくことが今後の経営にもつながっていくかもしれません。
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執筆者
やま|中小企業診断士
製造業の経営企画部門に勤務。入社以来、管理会計業務に従事し会計スキルをを構築中。まだまだ手探り状態だが、一歩ずつ着実に歩んでいく。
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